ワンピースのルフィは「嘘つき」か「正直者」か、どっちだろう?
どうも!
今回は嘘について考えてみたいと思います。
というのも最近、世の中「嘘に寛容じゃないなぁ」と思うからです。
インターネットは嘘に厳しい
例えば、中川翔子さんとかマックスむらいさんなんかは、アンチの人から四六時中、発言を監視されて、過去の発言と矛盾がないかどうか調べ上げられています。
そしてアンチの人たちは発言に嘘や矛盾が見つかると嬉しそうに「嘘リスト」に追加しているようです。
街中で突然知らない人からノートを見せられて「これが今まであなたがついた嘘です」なんて言われたら怖いですよね。
インターネットは嘘に対して厳格なようです。
昨日言ったことが今日変わるような人間は生きづらい世の中なんでしょうか。
ちょっと前までは、もう少し嘘に寛容だった?
今から約8〜9年前、私が大学生だった頃は、まだ嘘に対してみんな寛容だったように思います。
大学のディベートのクラスで「嘘はついてもよいか」というテーマで議論した時、嘘をついてはいけないと主張したのは「私一人」だけでした。
同じような討論を今やったらどっちが多数になるんでしょうか?
ビジネスも自己啓発も嘘に厳しい
最近のネットや本を見ると、どこもかしこも「人に嘘をつくな」と書いてありますし、その3倍くらい「自分に嘘をつくな」と書いてあります。
ビジネスでも、最も許されないものの一つは嘘でしょう。
他人どころか、自分にさえ嘘をつけないのでは、嘘はいよいよ滅ぼされようとしているようです。
ここまでで、一つ断っておくと、今回の内容は中川翔子さんやマックスむらいさんを擁護したいわけではありません。私は基本的に嘘が嫌いです。(そのせいで、1人でクラス全員と討論するハメになりました)
海賊王にならなかったら、ルフィは「嘘つき」か
人を騙して利益を得ようとする嘘は悪ということは疑いようもないことなので、ちょっと視点を変えてみましょう。
みんな大好きワンピースのルフィは「嘘つき」でしょうか?「正直者」でしょうか?
ワンピースを読んでる人は「ルフィは主人公」というバイアスがかかっているので、ルフィのことを正直者だと言うでしょう。
でも、そのバイアスがない漫画の登場人物たちは、ルフィが「海賊王になる」と言うと、驚いたり、疑ったり、バカにしたり、笑ったりします。(もちろん、信じてくれる人もいますが)
これは現実でもよくあることです。到底無理だと思われる高い目標を口に出せば、現実社会では嘘つきのように扱われます。
例えば、ACミランの本田はミランに入れてなかったら嘘つきになるでしょうか?
あるいはワールドカップで優勝できなかった本田は既に嘘つきでしょうか?
嘘つきになることを恐れない。クレイジーであれ。
ルフィが、正直者なのか、嘘つきなのか、判断は難しいです。
海賊王になると言って何年も経っていますが、いまだになっていないのだから、現時点では嘘つきと言えます。
でも何年後かには海賊王になって正直者になっているかもしれません。
だから私はルフィや本田のように、自分に高い目標を課して、それを公言し、嘘つきと呼ばれることを恐れない人を「クレイジーな人」と呼ぶことにしています。
この世界は、いつもそういう数少ないクレイジーな人によって進化させられてきました。
願わくば私もそういうクレイジーな人の一員でありたいと思いますし、そういう人たちがどんどんと出てくる世の中であって欲しいと思っています。
今日の締めはもちろんAppleの伝説のCMで。
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