「Apple Watch」が売れない?バカ言っちゃいけないよ。
「世間はまず、聖書と相容れないと言う。次に、以前に発見されていることだと言う。最後に、初めからそう思っていたと言う。」
生物学者 ルイス・アガシー
仕事がはかどらなくて、ブログに逃げる。神保町のカフェより
Appleの「時計」が発売されようとしています。ここにきて「売れない」とか「いらない」とか声高に叫んでいる人がいるようなので、アドバイスを書いておきたいと思います。(半分は注目してもらいたいだけの人だと思いますが)
「iPhone」が発表されたとき、電話とiPodを組み合わせただけのガジェットだと言う人がいました。マニアは買うだろうけど、一般人には必要ないと言われました。今では世界中の人が使っています。Androidというパクリまで出てきました。
「iPad」が発表されたとき、ただデカイだけのiPhoneだと言う人がいました。マニアは買うだろうけど、一般人には必要ないと言われました。今では、教育、医療、ビジネスで使われています。多くの営業マンがiPadを持ち歩いています。
「人は形にして見せてもらうまで、自分が何が欲しいのか分からない」
スティーブ・ジョブズ
あえて言います。
「人は形にして見せてもらっても、自分が何が欲しいのか分からない」
多くの人が「iPhone 3G」を買わなかったように、「今回の」Apple Watchは買わないかもしれません。ただそれは、目の前で起きている変化に鈍感だということです。自分がイノベーターではなく、レイトマジョリティーだと表現しているに過ぎないのです。
数年後、今のApple Watchを批判した人の手首に、新しい林檎のマークの時計が巻かれているかもしれません。「ようやく欲しい時計が出たよ」と、その人は言うでしょう。でも、それは自慢できることでも何でもありません。すでに多くの人が可能性を見出したものに、「後乗り」しただけのことです。「自分には可能性を見る目が無かった」という証を手首に巻きつけて。
そのような惨めな思いをしないためにも、安易に批判するのではなく、可能性を見いだせる人であってほしいものです。
Appleが時計を出します。それは時計には可能性があるということです。
あなたはその「可能性」に気づいていましたか?
大切なのは、可能性という想像力をふくらませることだと、僕は思うのです。