仕事に悩んだら、フリハク。

自由な働き方・生き方を考えるブログ

任天堂が犯した大きな誤ちを考える

 

あたりめはダイエットの親友。自宅より

 

 今日は妻が僕をおいて温泉旅行に行ってしまったので、自宅に一人です。一人の時はここぞとばかりにビールなどを買い、つまみを豪華にして一人晩酌をするのですが、今はダイエット中なのでそれも叶いません。

 せっかくなので僕も負けじと近所のスーパー銭湯に行ってきました。いやー、やっぱりお風呂はいいですね。テルマエ・ロマエよろしく、銭湯は日本の心だと思います。(本当は風呂あがりにフルーツ牛乳を飲みたかったのですが、鉄の心で我慢しました。)

 今は一人の家に帰ってきて、炭酸水を飲みながらあたりめを食べ、ブログを書いています。今回は、今週注目したニュースについて書きます。何より注目すべきは、「任天堂とDeNAの資本提携」でしょう。このニュースは、モバイルゲームに任天堂が敗北したと考えるべきなのか、モバイルゲーム市場がいよいよメインストリームまで成長したと考えるべきなのか、いろいろな見方ができると思います。

 ただ任天堂が大きなミスをしたのは明らかです。そのミスとは「モバイルゲームを競合だと認められなかったこと」です。モバイルゲームが台頭してきた頃、任天堂は「モバイルゲームは任天堂のゲームと競合しない」と言い張っていました。今の状況を見れば、それが大きなミスであったことは疑いようもありません。

 このように競合を見誤るケースは、実は少なくありません。スマホのカメラが出てきたころ、デジカメメーカーはスマホは競合ではないと考えていました。今や安価なデジカメ市場は散々たる状況で、多くのメーカーが退場しています。

 ピーター・ティールは次のように言います。「今のように変化が早いビジネス環境では、「業界」という言葉はもはや意味がない」今の時代、ビジネスの敵は業界内ではなく、ある日、外からやってくるのです。任天堂とソニーとマイクロソフトが争っている間に、気づけばGoogleやApple、モバイルゲームのベンチャーが敵になっていたように。

 あなたの会社は、業界内での地位に安住していませんか?

 Appleは、次はクルマを作りたがっているようです。これはチャンスですか?ピンチですか?変化に気づき手を打たなければ、退場するのを待つことになります。しかし変化というのは、大きなチャンスでもあるはずだと思うのです。

 あなたの業界でも、競合関係が変わるような変化が起きていませんか?

 時には、そんなことを考えることも重要なのではないかと思います。