仕事に悩んだら、フリハク。

自由な働き方・生き方を考えるブログ

愛川欽也さんに、仕事とはどんなものかを教わる

 

 愛川欽也さんに哀悼の意を表して。

 

 また愛すべき方が一人、この世を去りました。「なるほど・ザ・ワールド」の司会、そして「アド街ック天国」の司会でおなじみの愛川欽也さん。どこか親しみを感じる司会ぶりに、長い時間、楽しませて頂きました。それだけでも感謝なのですが、愛川さんの最期の報道を見ると、仕事について教えられている気がしてなりません。

 報道によれば、愛川さんは降板後も「アド街」を観ては、スタッフに電話をして「面白かったね」と励ましていたそうです。息を引き取る直前まで「仕事に行こう」とつぶやいていたそうです。そして、最期まで、仕事に戻ることを諦めず、決して病名を公表しませんでした。

 多くの人は、自分の余命が残りわずかと知ったら、仕事を辞めるという選択をするでしょう。本当にやりたいこと、やるべきことをやろうとするはずです。でも、死ぬ間際になって、急にそんなことができるんでしょうか?

 愛川さんは全く違いましたね。命をかけてでもやるべきことをずっと続けてきていたんです。多くの人には、自分が命をかけてやるべきことなんて、なかなか見つかるものではありません。でも、愛川さんはそれを見つけて、ずっとやってきていました。それはきっと幸せなことなのだと思います。

 息を引き取る直前も「仕事に行こう」と言える人生。僕は素敵だなと思いました。遺された私たちにできることは、愛川さんが教えてくれたことを胸に抱いて、毎日に感謝して生きていくことなのではないでしょうか。

 あなたはどう思いますか?