「仕事を楽しむ」そのために信じるべき10の原則
今の仕事は楽しいですか?
残念ながら、この質問は、ほとんどの人が「NO」じゃないかと思います。
なぜ「仕事って楽しい!」と思って働けないのでしょうか。
これは個人の主観というよりは、日本人の労働観に根ざしたものが原因だと思います。
それは「仕事は遊びじゃない」「忍耐や辛抱こそが美徳」という類のものです。
こんな考え方を組織や個人が持っている限り、当然ですが「仕事が楽しい日」が訪れることはありません。アドラー流にいえば、「我々は仕事を楽しまないことを自分たちで選んでいる」ということでしょうか。
かつての私もそうでした。
仕事が楽しくないと嘆き、「仕事とは楽しくないものなんだ、ツラいものなんだ、ツラい先に成長があるんだ」と自分に言い聞かせたりしました。毎日、つまらない仕事を限界までやって、電車の中で日付けが変わって、帰って寝てまた出社して。
そんな日々を少し変えてくれたのは「クリエイティブ」との出会いでした。
そのことは前回の記事で書いたので、よろしければ見てください。
「誰でもクリエイティブになれる方法」なんてあるんだろうか? - 仕事に悩んだら、フリハク。
少し前置きが長くなりましたが、前回の記事の続きとして、仕事を楽しむために、何を信じて行動すべきか。10個の原則を書きたいと思います。
この原則は、実は一つ一つが仕事の常識に挑戦しているものです。仕事に対する凝り固まった考え方をほぐして、仕事を楽しむためのハックとして使って頂きたいなと思っています。
「仕事を楽しむ」ために信じるべき10の原則
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良いアイデアは天から降ってきて「ひらめく」わけではない。自分の中で育ち、呼ばれる時を待っている。
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生まれつき仕事ができる人なんていない。仕事(特に創造的な仕事)は才能ではない。
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オリジナルなアイデアなどない。新しいアイデアとは古いアイデアを組み合わせて生まれたものだ。言い換えれば、組み合わせれば新しい仕事はいくらでも作れる。
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意見を言うのに専門家である必要はない。むしろ、専門家でない人が画期的な解決策を見つけるケースはたくさんある。
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お金をもらえたら、その分、良い仕事ができるわけではない。単純なインセンティブは悪い影響の方が大きい。仕事ではなく、お金のことを考えはじめるからだ。
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よほど変わった人だとしても、一匹狼では創造的な仕事はできない。
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ほとんどのブレインストーミングは間違っている。正しい方法を学べば会議はもっと楽しくなる。
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なんでも団結すれば良いわけではない。反対意見や対立を乗り越えなければ良い仕事にはならない。
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自由であれば良い仕事ができるわけではない。むしろ制約があった方が、知恵や工夫はうまれやすい。人間は、本当に何もないところから作り出すのは苦手なのだ。
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良い仕事すれば良い結果になるとは限らない。新しいアイデアはすぐには受け入れられないかもしれない。一度で諦めてはならない。
これら10の原則は、仕事を楽しみ、よりクリエイティブな仕事をするための原則です。
こちらの本を参考にさせて頂きました。
どうしてあの人はクリエイティブなのか?―創造性と革新性のある未来を手に入れるための本
- 作者: デビット・バーカス,プレシ南日子,高崎拓哉
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2014/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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各項目について、根拠などをより詳しく知りたければ本書を手にとって頂くと良いかもしれません。詳しく解説して欲しいものがあれば、コメントを頂ければ次の記事で解説したいと思います。
10個あげたので、一つくらいは役に立つものがあれば、うれしいです。
次回は、クリエイティブで楽しい仕事をするために、個人は何をしたら良いかについて考えたいと思います。
それでは!