【文章を書く人へ】伝わる文章を書く技術とは?
どうも!
今回は、印南敦史さん著「プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術」を読んだレビューです。
印南さんは「ライフハッカー」で大人気の書評家さんです。
本書は、彼がいかにして「伝わる文章」を作っているか、そのアイデアが数多く記されています。
中でも、私が参考になった点を「3つ」ほど、ご紹介したいと思います。
1、読み手の視点
印南さんが書評を書く上で、大切にしているのは、しっかりと読み手のターゲットを見極めることだそうです。
「誰が読むのか」「誰に読んで欲しいのか」をしっかりイメージすることが大切です。
印南さんは具体的に「性別」「年齢」「立場」を考えて書かれているそうです。
加えて「読み手が求めているもの」も意識すれば、より伝わる文章が書けるようになるとのこと。
ブログでは、自分を表現する方が多いので、あまり読み手のことは考えないかもしれないですね。
しかし、伝える文章を書くには、読み手のことを考えることは必須だそうです。
2、わかりやすい文章
本当に難しいのは、簡潔に、わかりやすく書くこと。(中略)頭が良さそうに見せることよりも、柔らかな文体でわかりやすく書くことのほうがずっと難しいのです。(P127)
知識をひけらかして、文章を書くことは簡単です。
変換で知ったような難しい漢字を使ったり、専門用語を連発するような文章は、伝わる文章とは言えません。
大切なのは、難しい内容を理解した上で、分かりやすい言葉で伝えることだそうです。
たしかに難しい概念や言葉は、正しく理解していないと、やさしい言葉で説明できないですね。
このあたりは、今後も意識してブログを書いていきたいと思います。
3、リズムとバランス
読み手を意識して、わかりやすい文章であれば、伝わる文章になるかもしれません。
しかし、読み手を引き込むような文章にするには、さらにいくつかのテクニックが必要になるそうです。
その中でも「リスム感のある文章」と「漢字と仮名のバランス」には、なるほどと思いました。
「リズム感のある文章」がなぜ良いかと言うと、すらすらと読みやすいからです。
普通の人は文章を読むときに、頭の中で音声にします。すると当然リズムの良い文章のほうが読みやすいわけです。
テンやマル、言葉の選び方が大切なようです。
最後は「漢字と仮名のバランス」です。
皆さんは文章を書くときに、どのくらい漢字変換を意識していますか?
私はかなり迷うことが多いです。
「出来る」「できる」「頑張る」「がんばる」「易い」「やすい」などは、漢字にすべきかどうか迷います。
大切なのは
文章全体を面として見たときの「見え方」のバランス(P157)
だそうです。
参考になりましたでしょうか?
ここでは紹介できなかった工夫やテクニックを知りたい方は、ぜひ本書を手にとってみて下さい!
それでは!