【58年の歴史】新宿ミラノ座が閉館「最後の上映」に行ってきた
どうも!
2014年12月31日で新宿ミラノ座が閉館するそうです。
最後にメモリアル上映があるということなので、友人と行ってきました。
58年の歴史ある新宿ミラノ座。お疲れさまでした。
観たのは「マトリックス」500円で全席自由席でした。
ロビーには当時のポスターなど、粋な演出も。
新宿ミラノ座といえばこの「幕」。別れを惜しむ多くの人が集まっていました。
新宿ミラノ座と私
私が新宿ミラノ座に通い始めたのは、今から13〜14年前、まだ高校生の頃でした。
それまでは池袋で映画を観ることが多かったので、初めてミラノ座に入った時は、その大きさに驚いたことを覚えています。
私のミラノ座での一番の思い出は、2003年の「マトリックス レボリューションズ」の世界同時公開です。
そう、新宿ミラノ座にキアヌ・リーブスが来たあの日、私は友人と9時間近く並んで、それを見る権利を獲得しました。今思えば、お金は無くとも時間はあったのでしょう。
雨の降る歌舞伎町、来るか来ないか分からないキアヌ・リーブスが、リムジンから本当に姿を現した時の興奮は今も忘れません。
そんなミラノ座で今日、最後に観た作品が「マトリックス」だったことは、何かの縁があったように思います。
さようなら、古き良き時代
今日の上映で「ちょっとしたこと」が起こりました。
「マトリックス」が始まるときに、拍手が起こったのです。
そこにいた人で、マトリックスを観たことがない人はいなかったでしょう。
それでもマトリックスが上映されることに、みなが拍手をしました。
そして、上映が終わったときにも、拍手は鳴り響きました。
監督も、役者も、舞台には誰一人いませんでした。
みなが知っているマトリックスを観て、ただただ拍手が起きたのでした。
その拍手は、古き良き時代への感謝と、その別れを惜しんでいるようで
私には、少し悲しい音に聞こえてしまいました。
「ありがとう、新宿ミラノ座。そして、さようなら」
今週のお題「2014年のお別れ」〈2014年をふりかえる 3〉