仕事に悩んだら、フリハク。

自由な働き方・生き方を考えるブログ

小説を手に取る理由は自由を求めているからか

 妻がバーガーキングをうれしそうに持ち帰る。幸せな自宅より。

 

 小説を手に取る。長い間、純粋な小説を読んでいなかった。

 原因は何かに駆り立てられていたからだと思う。無意識に「役に立たないもの」を避けていたのかもしれない。小説を読む時間を、もっと有用な、役に立つ情報の習得に充てようとしていたのだと思う。

 全く愚かである。

 何かが変わったわけではない。変わったのは心境かもしれない。

 今日、久しぶりに手にとったのは、町田康の「バイ貝」という小説だ。町田康は、僕が小説を買う数少ない生きている小説家だ。(中島らもは逝ってしまった。)

 今日は「バイ貝」のはじまりの一文を引用したいと思う。

ドストエフスキーは、貨幣は鋳造された自由である、と書いた。心の底、腹の底からその通りであると思う。カネ、銭を遣うとき我々はなにものからか解放されている。

 全くその通りである。

 これが小説の始まりなのだから、一体どんな話なのだろうと思う。(ちなみに僕はバイ貝は未読だ)

 ただ、この一文を読んで、自由について考えたいと思った。たぶん僕は小説に縛られない何かを求めているのだと思う。理不尽や不条理をありのまま受け入れられる小説という世界は、現実にはない稀有な空間であり、あらゆる妄想が許される空間なのだ。小説は役に立つだろうか?

 僕の「役に立つ病」は治りつつある。インターネットは今日も役に立つ情報であふれている。だから、僕だけはせめて役に立たない文章を書こう。

 明日には忘れられてしまう、「役に立つ情報」の墓標として。

 

バイ貝

バイ貝

 

 

僕の人生には感謝しかなかった。

泥酔の京浜東北線より

友達のフットサルを興じた後に酒などを飲み交わす。

僕の人生には感謝しかなかった。
フットサルをできるように五体満足に産んでくれた親。
いつもこんな僕の話を聞いて、笑い、それぞれの人生を力強く進んでいく友達。
飲んだくれて帰ってくる僕を許してくれる妻。

僕には感謝しかなかった。
僕は、そんな大切な人たちがどうか幸せに生きていけるように、僕に与えられた人生をただまっすぐに生きようと思うことしかできない。

ありがとう。
あなたたちと生きられることが、僕には本当に幸せなんだ。

新しいブログを始めました。

 

二日目のカレーはカレーうどんに限るよね。自宅より

 

 春になったと思ったら雪が降ったり、全く難しい季節ですね。僕も春になって、新しくブログを始めることにしました。

 僕が無類の音楽好きであることは、このブログを読んで下さっている方ならば薄々気づいていらっしゃるかと思います。しかし実のところ、僕には音楽と同じくらい好きなものがあります。

 それがヘッドホンです。

 でも、日本にはヘッドホンやイヤホンのニュース専門サイトが無いんですよ。(レビューサイトはいくつかあります。)

 無いなら自分でやっちゃえ!と思って始めることにしました。

head-bank.hateblo.jp

 

 ヘッドホンのニュースなんて、そう毎日無いだろうと思うかもしれません。でも、これが結構あるもんなんです。毎日、1〜2記事は更新してますよ。

 新しいことを始めようと思ったらワクワクして、寝る間も惜しんで作ってしまいました。やっぱり好きなことをやるって凄いパワーが出ますね〜!

 いざブログを立ち上げる時も、このブログでの知識がとても役に立って、すぐに完成することができました。何でもやっておくもんですね。

 

 ヘッドホンに興味がない方には何の価値もないブログですが、そうでない方には必ず役に立つブログだと思います。

 非常にニッチなブログですが、興味がある方は応援お願いします!

 

P.S.

このブログも細々と続けていきますので、読んで下さるとうれしいです。

 

今週のお題「この春に始めたこと」