パズドラに学ぶ「本当に大切なお客様」とは?
どうも!
今日は「パズドラ」のイベントでの発表から「大切なお客様」について明らかにしたいと思います。
ゲームに興味ない方も、ビジネスの参考にして頂けたらと思います。
それでは始めます!
パズドラの月商は165億円!?
パズドラの月商とユーザー数は以下のように推定されます。
現在の推定月商 165億円 (3000万ダウンロード現在)
現在の推定アクティブユーザー数 1500万人 (1ヶ月以内にゲーム起動した人の数)
2700万ダウンロード時点の公表値から大きな変動がなければ現在のパズドラの月商とアクティブユーザー数はこのようになります。
3000万ダウンロードでアクティブ50%以上というのは凄いというか異常ですね。
上位1%のユーザーがパズドラを支えている
まずは下の画像を御覧ください。
パズドラをプレイしたことが無い方のためにご説明します。
このグラフ、パーセントはユーザー数を表しており、棒グラフの種類はユーザーのランク(プレイ量)で分けられています。
単純にグラフが右に行くほどプレイ時間や課金が多いヘビーユーザーと考えて下さい。
例えば、一番左の「ランク11〜100」の棒は44%なので、現在のパズドラの推定アクティブユーザー数からすると、660万人がここに当たると推測できます。
ここで驚きなのが一般的に「高ランク」と呼ばれるランク400以上のユーザーは「全体のたった1.2351%」しかいないという事実です。
このユーザー層が日常的にパズドラに課金をする、いわゆる「上客」です。
その層がたった1%程度しかいないことは衝撃でした。
しかし、この1%がパズドラを支えていると言っても過言ではありません。
たった1%がとてつもないインパクトを生む
1500万のアクティブユーザーを持つパズドラの上位「1.2351%」は「約18万5千人」になります。
この18万5千人が平均して月に5万円を課金したとすると「約93億円」になります。
これは推定月商165億円の「56%」にあたります。
たった1%のユーザーが売上げの56%を支えるインパクトを持っているのです。
事実、他のソーシャルゲームでも上位1%のユーザーが33%の売上げを作っているようです。
「1%のユーザー」が売上の33%を生む、無料モバイルゲームの世界 « WIRED.jp
さようならパレートの法則
上位1%のユーザーが他の99%のユーザーを支えているというのは 「売上の8割は全顧客の2割が生み出している」でお馴染みのパレートの法則も真っ青の結果です。
もはや本当に大切なお客様は2割どころか、たった「1%」のようです。
「たった1%の上客を作っていく」これこそが新しい時代のマーケティングなのかもしれません。
本当のお客様は誰か?
自分の上客がたった1%しかいないとしたら、我々はどうすべきでしょうか?
1%をもっと増やす?
1%からもっと売上げをあげる?
そもそもの母数を増やす?
色々な戦略があるかと思います。
ただ忘れてはいけないのは「自分たちの本当のお客様は誰か」という問いです。
それを知るには「1%の上客」をしっかり理解しなければなりません。
その努力無くして「全てのお客様に」などという言葉は意味をなさないのです。
たった1%を失えば、全てを失ってしまうのですから。
これこそがパズドラから我々が学ぶべきことではないでしょうか。
いかがでしたか?
ちなみに私のパズドラランクは300そこそこなので 上客入りは出来ておりません。無念。
それでは!