仕事に悩んだら、フリハク。

自由な働き方・生き方を考えるブログ

心に寄り添うブログでありたい

「海の底みたいなブログだね」

これは妻が、このブログを読んだ感想だ。

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photo by ftrc

 偽らざる気持ちを言えば、僕はこのブログを誰かの心に寄り添うブログにしたい。昨日、親友が素晴らしい話をしてくれた。だから、僕は決意をした。

「僕の文章でブログを書こう」

 僕は役に立つブログを書きたかった。役に立って、読んでいて前向きになれるものを書きたかった。ブログとはそうあるべきだとも思っていた。でも幼い頃から僕の心に寄り添ってきたものは、役に立つものでもなければ、ポジティブなものですらなかった。いつもどこか薄暗く、死の匂いがするものだった。村上春樹、岩井俊二、the pillows、ART-SCHOOL。僕は海の底のような、暗く美しい芸術に、自分の心を寄せていた。

 「僕が僕の言葉で語らない限り、誰の心にも寄り添えない。」親友はそう教えてくれたのだと思う。だから、僕は僕の偽らざる文章を書く。このことは、今までこのブログを読んでくれていた方に、少なからず戸惑いを与えるかもしれない。でも、それでも僕はこのブログを心に寄り添うものにしたい。人生に悩み、辛い日々を送る人に寄り添うものでありたい。これは僕の本心だ。

 振り返って読み直してみても、このブログは明るいものではなかった。あまりポジティブでもなかったと思う。妻はこのブログを海の底のようだと言った。それは僕という人間に、ずっと寄り添ってきたイメージそのものだ。僕が美しいと思う、あらゆる芸術につながるイメージだ。結局、僕だけが自分の文章を隠しているつもりだったのかもしれない。

 

 僕がこのブログで言いたいことは、実はたった一つしかない。

「自分の人生を生きよう」

 この言葉が、もしもあなたに寄り添うことができるのなら、これからもこのブログを見守って欲しいと思う。自分の人生を生きようとする僕を知って欲しいし、あなたは一人ではないと知ってほしい。

 これが僕の文章なのだと、今は思う。

自宅より