誰でも創造的なアイデアを出せる5つの方法
どうも!
今日は私が6月に退社してから 久々に元同僚の先輩にお会いしました。
私のブログを読んで下さっているとのこと感謝です!
今日は以前に書いたエントリーの続きについて書きたいと思います。
http://furihaku.hatenablog.jp/entry/2014/07/03/004000
ブレインストーミングなんてしなくても創造的なアイデアって実は誰でも出せるんです。 創造的なアイデアって才能ある人にしか出来ないんじゃないの?と思っている方、必見です!
今回の参考文献はコチラ
- 作者: ドリューボイド,ジェイコブゴールデンバーグ,Drew Boyd,Jacob Goldenberg,池村千秋
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: 単行本
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創造的なアイデアを生み出す5つのテクニック
1. 引き算のテクニック
2.分割のテクニック
3.掛け算のテクニック
4.一石二鳥のテクニック
5.関数のテクニック
これらのテクニックを身に付ければ、誰だって凄いアイデアを出せるようになります! この5つのテクニックから今日は最初の3つをご紹介します。
1. 引き算のテクニック
では最初に引き算のテクニックから、ご説明致します。 といってもまずは、このテクニックで生み出されたものを紹介した方が早いかもしれません。
実例
眼鏡からフレームを取り除いた「コンタクトレンズ」
レジから人を取り除いた「セルフサービスレジ」
スピーカーと録音機能を取り除いた「ウォークマン」
洗濯洗剤から洗剤機能を取り除いた「ファブリーズ」
これら革命的と言われる商品は実際に生み出された経緯は置いておいたとして、全て既存の商品の引き算から成り立っています。
引き算のテクニックの使い方
- 製品やサービスの構成要素を洗い出す
- 不可欠な要素を一つ選び、それを取り除くとどうなるか想像してみる
- 取り除いた結果のメリット、価値、市場、ニーズを考える
- その製品やサービスは実現可能か考える
ポイントは単に「いらないもの」の削除ではなく「かかせないもの」を削除してみること、そしてその状況をリアルに想像することです。
例えば「銀行」から「人」を引き算すると、、、ATMになる!
2.分割のテクニック
次は分割のテクニックです。 これは先ほどの「要素を洗い出す」を行った後に、それらを時間的・空間的に入れ替えるテクニックです。
分割の方法は機能的分割・物理的分割・機能を維持した分割の3つの方法がありますが ここでは理解しやすい機能的分割についてお話します。
機能的分割とは製品やサービスから何らかの機能を取り除き、それを別の場所で使う方法です。
例をあげましょう。
「スーパーでの買い物」を考えて下さい。
スーパーので買い物を要素に分割し、時間的に並べるとこうなります。
商品を手に取る→レジに並ぶ→代金を払う
これを時間的に入れ替えてみましょう。
代金を払う→商品を手に取る→レジに並ぶ
え?商品を手に取る前から代金を払うなんてあり?と思った方もいれば、ピンと来た方もいるかもしれません。
そうこれは「電子マネー」です。
これによって、お客さんはレジの時間を短くしたり、ポイントサービスなどのメリットを受けられます。
企業側もレジの回転率、売上、集客と様々なメリットを受けられます。
機能的分割を空間的に使用した商品の例としては、テレビなどの「リモコン」や、エアコンの「室外機」も当てはまります。
分割のテクニックの使い方
- 製品やサービスの内部の構成要素を洗い出す
- 製品やサービスを「機能的分割・物理的分割・機能を維持した分割」のいずれかの方法で分割し、状況を想像する
- 取り除いた結果のメリット、価値、市場、ニーズを考える
- その製品やサービスは実現可能か考える
ポイントは大胆に要素を並べ替えることです!まずは並べ替えてから考えてみること!
3.掛け算のテクニック
最後は掛け算のテクニックです。
これは洗いだした要素の「数を増やす」そして増やした要素に「元とは別の性質」を与えるテクニックです。
メガネを例に考えてみましょう。
メガネの構成要素は「フレーム」と「レンズ」です。では掛け算のテクニック通りに要素を増やします。
「レンズ」を増やしてみましょう。ただ増やすだけでなく、それぞれに別の性質を与えてみます。するとどうなるでしょう?
「遠近両用メガネ」が生まれます!こんな風に使うのが掛け算のテクニックです。
掛け算のテクニックの使い方
- 製品やサービスの要素を洗い出す
- ある要素の数を増やす
- そのコピーに全て、元とは異なる性質を持たせる
- 結果のメリット、価値、市場、ニーズを考える
- その製品やサービスは実現可能か考える
成功例→髭剃りの刃を2枚に増やし、1枚を「深剃用」にしたジレット
ポイントは元とは違う性質を与えることです!ただ増やすだけでは創造性は生まれません!
どうだったでしょうか?
これらのテクニックに当てはめて、身の回りの製品を見てみると、かなりの製品が当てはまっていることに気づくはずです。
新製品や新サービスの会議の際には、ぜひ既存製品を要素に分けて、引き算や分割、掛け算を試してみて下さい!
残りの2つのテクニックや、それぞれのテクニックの詳しい使い方、実例などをもっと知りたい!という方はぜひ、インサイドボックス 究極の創造的思考法を読んでみてください!
とても分かりやくて面白いですよ!
それでは!
- 作者: ドリューボイド,ジェイコブゴールデンバーグ,Drew Boyd,Jacob Goldenberg,池村千秋
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