就活を応援する手紙
すっかり元気になる。豚汁とグラタンを食べる自宅より。
今回は就活を頑張る人へ手紙を書きました。
Dear 就活に勤しむあなたへ
気づけば3月ももう終盤。先週末は各地で卒業式があったようですね。出会いあれば別れありの季節です。でも大丈夫。来月には別れあれば出会いありの季節がやってきます。
そんな折、就活の具合はどうですか?あなたは会社を辞めたんでしたっけ?それとも大学を卒業して働くのかな?どんな境遇であれ、就職をするということは大変なことですね。僕も苦労したので、気持ちはとてもよく分かります。
そろそろあなたの周りでは、就活を諦めだす人もいるんじゃないでしょうか?あるいは、就職なんて馬鹿らしいから起業しようとか、◯◯さんっていう凄い人がいる!今度紹介したい!なんて言ってくる人いませんか?
以前も言いましたが、うまい話やセミナーの誘いは就活詐欺です。くれぐれも注意して下さい。世の中に楽して確実に儲けられる方法なんてないのです。(詐欺ですら楽ではありません。)そのことだけは、どうか忘れず就活を乗り越えて下さい。
世の中では就活を否定する話題が絶えませんが、悪いことばかりではありません。今までの自分が積み重ねてきたものを振り返ったり、これからの自分を考えるのに良い機会だと思います。
なんとなく生きてきて、なんとなく大学を卒業して、これからもなんとなく働いて生きていきたい人もたくさんいるでしょう。そんな人ですら、「どうすればなんとなく生きていけるのかなぁ。」と考える時間が、就活なのではないでしょうか?
新卒の人は社会という門をくぐる、転職の人はなりたい自分を探す、就活とは、いわば通過儀礼といえるかもしれません。だからこそ、逃げずに乗り越えて欲しいと思うのです。
あなたはこれからどんな風に生きていきたいですか?多くの人がこの問いの答えにつまります。それは日本の社会や教育に問題があることも知っておいて下さい。おそらく、あなたは大学を卒業するまで(就職した後でさえも)、「レールからはみ出さないこと」「あらかじめ用意された答えに素早く正確に答えること」を強いられ続けてきたはずです。
しかし、あなたがどう生きたいかという問題には、レールも、用意された答えもありません。もっと踏み込んでいえば、この問いには正解や不正解すらありません。あなたは、学校や会社で正解も不正解もない問題が出題されたことはありますか?
どんな風に生きるかということは、人生のとても大きな問題です。だから、たとえ答えが無くても考えなくてはならないのです。それこそが、自分の人生を生きるということなのだと僕は思います。
あなたが起こす行動は、その一つ一つが「あなたがどんな人間でありたいか」を表すものです。あなたが感じる喜びは、その一つ一つが「あなたがどんな人間であるのか」を表すものです。もしも迷うことがあれば、これらを参考に考えてみてください。
それでは身体に気をつけて、就活を頑張って下さい。
悩んだらいつでもここに書き込んでください。
よい春を。